自宅で料理教室を開業したい!必要な資格や手続き、成功へのステップとは

お料理が好き!料理を仕事にしたい!と思う方が一度は夢見る職業として、「料理教室の先生になる」ことがあげられるのではないでしょうか?

けれど、「料理教室を開くにはどんなことが必要なの?」「料理教室の始め方、やり方がわからない」ということで、一歩がなかなか踏み出せないということはありませんか?

そこで、この記事では、実際に自宅で料理教室を開業した私の経験から、よくある質問についての回答を徹底的に解説しています。
あなたのモヤモヤが解消できるように、開業後の成功へのステップについても解説してありますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

自宅料理教室を開業する時に浮かぶ7つの疑問を徹底解説

・料理教室 開業 セミナー

自宅で料理教室を開業するには資格が必要?

まず、「料理教室を始めるには資格を取るためにスクールに通う必要はありますか?」と聞かれることが多いので、解説します。
食に関する資格、というと、栄養士や調理師などがイメージとして湧いてきますよね。料理教室を開業するのに、そういった資格や料理教室に関する免許などは必要なのでしょうか。

結論から言いますと、料理教室の開業には、法律で決められた資格や免許の取得は必要ありません。

ですので、料理教室の先生になるためには今から専門学校に通わなきゃダメなのかな・・・と悩んでいるとしたら、その壁はなくなりますよね。

それから、資格がなかったらお客さんが集まらないのでは?と考えて、資格を取ろうかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

料理教室で開業したい、という方から相談をお受けする時に、「やっぱり資格って必要ですよね・・?」と聞かれることがとても多いです。
私からの回答は、「資格があってもお客さんは集まりません!」とお答えしています。

特に、手に入りやすい資格をいくら取っても、肩書きは増えますがお客さんは増えません。
名刺にたくさんの資格名を書いている方をお見かけしますが、「何の専門家なの?」と混乱を生むだけです。

独立開業して成功するためには、資格の数よりも大切なことがあります。
そのことは、この記事の後半でお話ししますので、このまま読み進めていただければと思います。

自宅で料理教室を開業するための資格は必要ありませんが、ご自身がイメージしている教室の内容によっては保健所の申請・許可が必要な場合がありますので、次の項目で解説します。

料理教室開業には保健所への申請・営業許可が必要?

料理教室というのは、食品を扱います。
ですので、保健所に申請を出して営業許可をもらう必要があるのですか?というご質問もよくいただくので、解説します。

結論からいうと、「保健所への申請や営業許可は必要ありません」。
料理教室という業態では特に必要はないのです。

そう思うと、あなたが夢を叶えるハードルって低くないですか?
思い立ったらいつでもスタートできるのが、自宅でお料理教室を仕事にするということなのです。

なお、保健所の許可が必要ないのは、料理教室という業態だけです。

もし、調理を生徒さんと一緒に行わずにランチを食べてもらってお金をいただくということならば、それは飲食店という業態になるので、保健所への申請と審査、営業許可が必要となりますし、消防署への申請と許可が必要になります。

他にも、パン教室をやっていて、その場でパンの販売を行う場合も、保健所に「菓子製造業許可」をもらう必要が出てきます。
その際には、販売用の食品調理に関しては専用の設備が必要となりますので、自宅のキッチンとの併用設備しかない場合には許可がおりません。

飲食店のようなランチ営業やお持ち帰りのための食品販売はできないことも確認しておきましょう。

なお、料理教室というのは、生徒さんと一緒にその場で調理を行う行為のことです。
扱っている食品の質や調理過程を一緒に確認できることが必須なのですね。

自宅での料理教室開業には、資格も特に必要ない、許可や申請も必要ない、となれば、あとはあなたが勇気を出して一歩踏み出すだけなのですから、どうやったら一歩踏み出せるか?を考えればいいことになります。
何がネックになっていますか?

他にもよく質問を受けることがありますので、ぜひ引き続き読んでみて下さい。

開業届は出さなきゃいけないの?

開業届とは、正式には「個人事業の開業・廃業等届書」といいます。
事業を始める際には税務署にこの書類を届け出る必要があります。

ここで、よく浮かぶ疑問として、「まだ事業からの収入がなくても出す必要ってあるの?」ということです。

結論から言いますと、「開業届は必ず出しましょう」。

開業届は、事業を始めた日から1ヶ月以内に出すことになっています。
受け取る金額の多い少ないは関係ありません。お客様からお金をいただく行為は立派な事業所得なので、事業者の義務として提出する必要があるのです。

開業届を出さずに営業を続けていると、脱税行為として税務署に指摘されて追徴課税が課されることがあります。
趣味の延長だから、などという言い訳は通用しません。

それに、事業としてお客様に接すると考えた場合、信頼というものが最も重要になります。
そういう点からも、開業したらきちんと正式な手続きを踏むのは必須であると考えましょう。

時々、材料費しかもらってないから、などと言って、開業届は出さない、という方もお見受けします。
本当にお友達同士で行っている場合はいいのかもしれませんが、HPを持ったり、SNSで集客をしようと思うのであれば、それはもはや事業活動ですよね。

ご自身が今後、継続して料理教室で成功していきたいと考えるのであれば、必須ですのでご注意ください。

なお、税務署は、あなたが開業しようとする場所によって、管轄が決められています。
一度、ご自宅の管轄の税務署がどこなのか、国税庁のHP等から調べてみましょう。

開業届ですが、私が提出した際には、税務署の窓口に行って、書類を書いて提出し、30分ほどで終わりました。費用はかかりません。
そんなに面倒なこともなく、名前と住所、開業予定の業態(料理教室)、開業日を書けば普通に通りました。

その際、『屋号』=お店の名前を書く欄があります。
その場で悩まなくてもいいように、ご自身の自宅料理教室の名前を考えてから訪問するようにしましょう。

それから、事業として収入を得ることになりますので、今後、毎年2月〜3月に、確定申告をすることになります。
開業届を提出する時に、一緒に「青色申告承認申請書」というものを提出すれば、所得税の控除額が65万円になり、メリットが大きいです。
「青色申告」の対象となるためには複式簿記での記帳が必要で、そこが面倒に思うかもしれませんが、パソコンに経理ソフトを入れればソフトが自動的に複式簿記で記帳してくれるので、それほど大変ではありません。

一方、青色申告を出さない場合は白色申告で確定申告することになりますが、こちらも帳簿の記入は必要ですし、レシートや帳簿の保存も義務化されていますので、手間はかかります。
ですので、会計ソフトを入れて、青色申告にした方が、税金の額も少なくなりますのでおすすめです。

開業届と一緒に青色申告申請書も出すつもりで用意していきましょう。

自宅で料理教室を開業するために費用はどれくらい必要?

こちらも気になるところだと思います。
初期費用はいくらくらいかかるか、ということについて解説していきます。

ここで、あなたに質問です。
あなたは、ご自宅にお客様を呼ぶとイメージした時に、何名の方を一度に呼ぶのが理想ですか?

お部屋の広さによっても変わってくると思いますし、イメージしている料理教室の内容によっても違うでしょう。
少人数で開催したいですか?それとも大人数の教室にしたいですか?

まずはそこから考えます。

その上で、もし大人数のお客様を一度に呼びたいならば、食器の数を揃える必要が出てきます。
駐車場を外部に借りる必要も出てくるかもしれません。
作業スペースが足りなかったら大きめのダイニングテーブルに買い換えるとか、出費がありそうかもしれませんね。

もし、1〜2人の少人数クラスでもいいなら、今ある家族用の食器で代用できたりしませんか?

自宅で料理教室を開業しようと思った場合には、今ある機材、今ある環境で呼べる人数って何人だろう?と考えると、最初の費用があまりかからない形で始めることができます。
これが、外にお店を構えないで自宅で開業できる大きなメリットです。

これが、外にスタジオを構えるとなると、まず、賃貸の場合は契約の際に出費があります。
リフォーム等にもお金がかかりますし、家賃も継続してかかってきます。
そういった出費を生徒さんからのレッスン料で得ようと思うと、一度にたくさんの人数に来て欲しいと思いますし、継続して安定収入を得たいと考えますよね。
けれど、生徒さんが何人くるかは、やってみないとわかりません。だから、とても不安ですし、周りからの反対もあるでしょう。

一方、自宅で料理教室を開業しようと思った時には、今の環境で呼べる人数を集めることから始めることで、出費をなるべく抑えて安心してスタートできます。
それが大きなメリットなのですから、フル活用しましょう。

ちなみに、私は、最大で3枚天板を入れられるガスオーブンを持っていたので、生徒数は最大で3名まで、と決めてパン教室をスタートしました。
最初に買ったものといえば、プラスチックのボウルとスケッパーくらいで、あとは家庭にあるもので代用したり、みんなで順番に使ってもらうことで開催できていました。

そうやって開催しているうちに、「デジタルスケールは人数分あった方が便利だな」「お子さん用の食器もあった方がみんな安心して試食できるな」と分かったので、その都度買い足すようにしました。
必要に応じて買い足した方が、本当にお客様のためになるものが用意できるので、無駄もないですし、お客様にも喜んでいただけます。

はじめに自分のこだわりや見栄えを重視したくなりますが、そこは最小限にして、「お客様のために本当に価値を提供できるようにするには何が必要?」と考えてみましょう。
そうすると、意外と今持っているものでも十分提供できる、ということに気がつくかもしれません。

それから、私たちが用意しなくても、生徒さんがご自宅で使っている器具を持参してもらってレッスンを開催する、という方法もあります。
そうすると、お家に帰ってから同じ器具で復習できるので、自宅での再現性が高い、というお声をいただくこともありますよ。

初めはお客様が集まるかどうか不安ですし、実際にやってみてわかることもたくさんあります。
なるべく費用は抑えられるように、今あるもので工夫できないか考えてみるのをおすすめします。

自宅料理教室向けのキッチンレイアウトや間取りってある?

自宅料理教室を開催するのに、適した間取りやレイアウトは、あると思います。

例えば、マンションのキッチンの一般的な形は、壁に囲まれていてとても狭いのが一般的かと思います。
そうなると、何人も生徒さんがキッチンの中で作業をするのは、ぶつかる危険性もありますし、作業がしにくいなどの問題が出てくるのは予想できます。

ですので、料理教室が開催しやすいレイアウトとしては、アイランドキッチンタイプがいい、と一般的には言われます。
先生の手元が見えやすいですし、生徒さんに並んで作業していただけて、こちらからの指導がしやすい、ということもあります。

しかし、そういう間取りでないからできない、ということは絶対にありません。

例えば、私がはじめにパン教室を開催した時は、一般的なマンションのキッチンでしたので、とても狭かったのです。
3人並んでパンをこねるスペースなどありませんし、オーブンも奥まった部分に設置しており、生徒さんには一人ずつ入ってもらうしかないような、本当に狭いキッチンでした。

けれど、ちゃんとやれました。
どうやったかというと、ダイニングテーブルが生徒さんの場所、と決めて、そこで作業できるように周りの環境を整えたのです。

ダイニングテーブルが物置になりやすい場所ナンバー1なのですが、常に何もない状態をキープしました。
テーブルを消毒できるように食品用のアルコールを置いて、常にきれいにしました。

オーブンには私がカウンター越しに天板を受け取り、生徒さんが直接入らなくてもいいようにカウンターの上にも何も置かないようにしました。
天板にはマスキングテープで生徒さんごとに目印をつけ、誰のかわかるようにしました。

私の教室はお子さん連れOKだったので、区切られたキッチンの入り口にゲートを設置することで、危険が少なく、生徒さんが安心して過ごせる環境を用意することができた、という思いがけないメリットもありました。

自宅パン教室を開催していた知り合いの先生は、元々のカウンターは狭くてパンがこねられない、ということで、カウンターにベニヤ板を置いて、工業用のバネクリップを使って固定することで、パンコネスペースを確保していました。
それにより、一度に4名の生徒さんを募集していました。
工夫をすれば、元々のスペースがどうであれ、生徒さんを集めることはできます。

もし、あなたがこれから自宅を建てる予定で、料理教室ができるようにしたい、ということであれば、それはイメージを自由にふくらませて設計してもらえますね。

私から、これがあってよかった、というヒントをお渡しするとしたら、

  • 収納スペースをたくさん確保しておくこと(できれば備え付けがいい)
  • 生徒さんの荷物を置ける場所を用意すること
  • ゴミ箱置き場をあらかじめ用意すること
  • 生徒さんが回遊できるような設計をすること(ぶつからない)
  • 電源をキッチン周りにはなるべく多く配置する(天井や照明レールなどにも)

こういったことが挙げられると思います。
もしもっと詳しく個別に相談したい場合は、ぜひこの記事の下にあるメールマガジンに登録して、届いたメールに返信して質問してくださいね。

事業計画書がないと開業できないの?

個人事業主として開業を目指す時に耳にする「事業計画書」、聞いたことはありますか?

将来的にどんな内容の事業をしていきたいのか、そんな収益が見越せるのか、誰がみてもわかるように書くのが「事業計画書」です。

個人事業主の開業についての本などにはまるで必須であるかのように書かれていますが、結論は、「必要ありません」!

まだ起業してもいないのに、将来のことなんてわからないですよね?
事業計画書が作れないから開業できない、なんてことになったら、本当にもったいないです。必要ないので、作ろうと思わなくて大丈夫です。

この事業計画書というのは、銀行や投資家から融資を受ける際に必要になるものです。
自宅で小さく料理教室を始める時に、銀行からお金を借りるほどたくさんのお金が必要になるケースはあまりないと思いますので、作る必要はありません。

実際、私も作ったことはありませんが、ここまで順調に生徒数を増やし、収益も上がってきています。

ただ、将来的にどんな料理教室として展開していきたいのか、自分が目指すゴールはどこなのかをはっきりさせるのは大切なことです。
そのために、事業計画書の一部を自分で考えて埋めてみるのはとても有効だと思います。

例えば、事業計画書の内容として、「何の事業なのか」「どうやってこの事業で収益を上げるのか」を書く部分があります。
「何の事業なのか」というのは、料理教室というのはそうだと思いますが、「誰をターゲットにして」「どんな内容を提供するのか」はっきりさせることができます。
料理教室は、資格も許可も必要ない分、誰でも参入することができる業態ですから、あなたの教室がどんなことを教えてくれるのか、どんな生徒さんなら満足させられそうか、はっきりと明確にする必要があるのですね。

「どうやって収益を上げるのか」という部分についても、レッスン料を安くして人数を集めるのか、レッスン料は高いけれども生徒さんの満足度を上げるのか、ということを考えた時に、全く違う戦略が必要になる、ということに気がつくと思います。

そういうことから、融資を受けなくても事業計画書に沿って経営方法を考えると、今まで漠然としていたあなたの作りたい料理教室像がハッキリするかもしれません。
開業時には必要ないですが、経営者として将来も継続していくために、作ってみるのはとても有効です。

料理教室で独立開業するのにフランチャイズで経験を積むって必要?

世の中には、フランチャイズの全国展開の料理教室がたくさんあり、そこでアシスタントとして働いて経験を積んで、独立する先生がたくさんいます。
なので、自分もどこかの教室で経験を積んだ方が良いんだろうか、と悩まれるかもしれません。

この質問に関しては、答えはイエスでもあり、ノーでもあります。

まず、料理教室を開業する条件として経験が必要か、と言われれば、答えはノーです。

資格が必要かどうかという質問と同じで、経験があるから成功できるわけではないと思います。
なぜなら、フランチャイズの料理教室での講師経験と、開業してからの経営者目線での運営経験では、必要となってくる知識や技術は全く異なるからです。

サラリーマンとして成功するための要素と、社長として成功するための学びは全く別であるのと一緒です。
ですから、もしあなたが将来的に独立して自宅で料理教室を成功させたいのであれば、経験を積むためにフランチャイズの料理教室の講師資格を取る必要はありません。

ただし、経験を積むことによって、成功までの道のりが時短になる、ということはあると思います。

私は、自分で自宅料理教室をスタートする前、個人経営のパン教室にアシスタントとして入って、先生の近くで学ばせていただいた経験があります。

そのパン教室には生徒として通っていたので、実際のレッスンの流れや準備等についてはあらかじめ知っていましたが、経営に関しても学べるかも、という気持ちで先生に直談判して、入れてもらいました。

そこで学んだことといえば、「経営ってそんなに難しくない」ということでした。

実際には、自分でやってみたら大変なこともありましたが、個人経営の先生を見ていたら、それこそ事業計画書もないし、仕入れ先との交渉もなく普通に一般の方と同じルートで仕入れていましたし、生徒の集客も私がイメージしていた以上のことはしていませんでした。
私が独立起業に対して抱いていた高い壁は、ただの妄想だったとわかり、これならすぐにでもスタートできるかも、という勇気をもらえました。

あとは、生徒さんからのクレームがどんな時に起こるのか、ということは、やはり近くで見ていないとなかなかわからないことだったので、そこは事前に学べてよかったと思っています。
自分で教室をやる時に、例えば予約の際に詳細な内容が伝わっていないと、思っていたのと違う、というクレームが来るんだな、ということを、身近で見たことにより、自分が運営する際には利用規約を作ったりして事前にクレームを防止する仕組み作りをしていくことができました。

そういう意味で、もしあなたが経験を積みたいと考えているなら、今後、自分が目指す料理教室のイメージで、実際に経営している料理教室の先生と仲良くなって、いろいろ教えてもらう方が良いと思います。

私が運営している子ども料理教室も、講師を目指す方に対して講座をご用意していますが、私は自分の経験を踏まえて、独立前にアシスタントとして一緒に活動してもらえるような場を作っています。
そのような「実践で勉強できる場」を用意しているところに学びにいくと、無駄がない経験をつめると思いますので、探してみるのはいかがでしょうか。

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料理教室を成功させるために必要な7つのステップ

さて、ここまで自宅料理教室の開業に向けて浮かんでくる様々な疑問について解説してきました。
何かお役に立てる情報はあったでしょうか?

ここからは、実際にご自身で自宅料理教室を開業しようと決意したら、どんなことをすれば良いのかについてお話ししていきます。
独立開業を成功させるためには、以下の7つの項目をしっかりと自分らしく考えておく必要がありますので、ご自分ならどうするか考えながら読み進めてください。

シンプルなコンセプトを決めよう

まず、あなたの料理教室のシンプルなコンセプトを決めましょう。

料理と一言で言っても、懐石料理もあればフレンチもあり、イタリアンもあります。
家庭料理もあれば、おもてなし料理、ケータリングなどの方法もありますよね。

あなたの料理教室にきたら、どんなことが学べるのか、誰が見てもすぐにわかるようにコンセプト設定が必要です。

よく間違ってしまうのは、「お客さんをたくさん集めるためにはあれもこれもやった方がいい」と思ってしまうことです。
イタリアンもタイ料理も、さらにはお菓子作りも、となると、確かに対象となる生徒さんの数は増えそうです。

しかし、集客で言うと逆です。
イタリアンを学びたい人からすると、イタリアンもタイ料理も学べる教室よりも、イタリアン専門の料理教室の方が、しっかり学べそうだな、と感じるからです。

おいしいピザを食べたいと思ってお店を探していて、『イタリアン専門店』と『ピザと蕎麦の店』があったら、どっちに入りたいと感じますか?
なんとなく、専門店の方がおいしいピザが食べられそうと感じるのではないでしょうか。

コンセプトはなるべくシンプルにした方が選んでもらいやすくなります。
あなたが最も得意とするジャンルに、まずは絞って考えてみましょう。

ターゲットをイメージしよう

コンセプトが決まったら、次に、どんな人に来て欲しいかをイメージしましょう。

イタリアン料理教室の例で言うと、イタリア料理を学びたい人、という事がまずあげられますね。
次に、年齢層はいかがですか?
どこにお住まいの方に来て欲しいですか?
どんなことを学びたい人に来て欲しいでしょうか。

イタリアンといっても、ピザもあれば、パスタもあり、いろんな料理がありますね。
あなたが生徒さんになって欲しい人は、どんな望みを持って参加してくれるのでしょうか。

起業というのは、来てくれるお客様の悩みや困りごとを解決することで、感謝と一緒にお金をいただく活動です。
また、お客様の幸せを増やすことによっても対価としてお金がいただけます。

ですので、どんな方ならあなたの生徒さんになって、ありがとうと言ってもらえるかを細かく考えるのが大切なのです。

私の場合は、小さなお子さんを子育てしているママをターゲットにしました。
小さな子を子育て中の方は、子連れで行けるくつろげる場所や、気兼ねなく子どもを自由に遊ばせながら自分もリフレッシュできる場所を必要としている事が多いです。

ですので、私の場合は、ハイハイのお子さんでも危なくないように部屋を常にシンプルに片付けることや、自由に遊べるおもちゃを用意しました。

また、ママが気を使わなくても良いように、お子さんが嫌いな方はご遠慮ください、とハッキリ明記しました。

これにより、私の教室は常に子どもがいる前提になり、赤ちゃんが泣いても大丈夫、授乳も好きなタイミングでできる、ということで、安心して乳幼児連れの方が参加してくれるようになりました。
お子さんと一緒の料理教室は嫌だ、という人にまでターゲットを広げると、それは対象となる人数は増えるかもしれませんが、満足度が下がってリピートしてもらえなかったり、クレームにつながることも考えられます。

そういう意味でも、ターゲットはなるべく絞って、本当に喜んでもらえる誰かのためにメニューや場所を整える方が良い、ということになります。

あなたがイメージする料理教室には、どんな方に来て欲しいですか?
ぜひ一度、時間をとってじっくりと考えてみてくださいね。

自宅で料理教室ができるように環境を整えよう

ターゲットとなる人が明確になったところで、その方が喜んでくれるように、自宅の環境を整えていきましょう。

散らかって汚い教室で学びたい、という生徒さんは、きっといないですよね。
お客さんの目線に立って、できるところからどんどんお部屋を片付けていきましょう。

先ほどの例で言うと、もし乳幼児さんを連れての参加をOKにするなら、お子さんが触ってしまって壊れた時に、怪我をしてしまうような置物などは教室とは関係ない場所に移動した方が良いと思います。
私の場合は、もし地震が起こったら落ちてきた時に危ないので、ガラスでできた花瓶などはそもそも置かないようにして、プラスチックやアクリルでできた入れ物だけを外に出す、と言うように決めています。

そうなると、飾りっ気のないシンプルなインテリアになってしまうのですが、意外とお客様から好評です。
私からしても、掃除がしやすくていつも片付いているのでストレスフリーです。

事業として自宅での料理教室を成功させるために、考えられるリスクはなるべく遠ざけた方が良いでしょう。
インテリアにこだわりたいならお子さん連れはNGにするとか、手の届かないところにだけ置くとか、倒れたり落ちてこないように固定するなどの事前の工夫が必要です。

それから、ご自身の家族が同居している場合は、家族の負担があまり増えないようにする工夫してみましょう。

自宅での料理教室となると、レッスン日の前にはお部屋をきれいにしておきたいですし、家族が脱ぎ捨てた洗濯物が出しっぱなしになっていると、ちょっといらっとしてしまうこともあるかもしれません。
他にも、子どもの教科書などが生徒さんのお子さんに落書きされてしまうと言ったことになると、家族にとってはあなたの自宅料理教室がストレスの原因になることも考えられます。

自宅は、何よりも大切な家族のほっとできる場所でもありますので、「家族のストレスになりにくい仕組み」を工夫して作っていきましょう。

例えば私の場合は、子どもの学校の道具は生徒さんの目に触れないように、キッチンから離れた和室に置いて、レッスン中は扉を閉めてしまいます。
そうすることで、多少散らかっていても気にならないので、レッスン前に子どもたちに片付けなさい!と言う率が下がりました。
おもちゃも同様で、小さな子には危ないパーツがあるおもちゃも、和室の押し入れの上段に放り込める箱を用意して、そこに入れてもらうようにすると、いちいちばらしてしまわなくても良いので家族のストレスが減りました。

参加する生徒さんのお子さんが自分で扉を開けられる年齢の場合は、和室のシャッターをしめて暗くしておくと、怖がって入らないので、そういう方法もあります。
生徒さんも、目の届かないところにご自分のお子さんが行くと心配になって落ち着かないので、キッチンにお子さんがいてくれる環境を整える方が喜んでくださいます。

あなたのターゲットとなる生徒さんが、いったいどんなことを望んでいるか、じっくりと考えて、危険が少なくて居心地がいいように今から少しずつ環境を整えていきましょう。

レッスン内容とスケジュール、レッスン料を決めよう

環境を整えるのと並行して、具体的なレッスンプランを考えるのもスタートしましょう。
いくら環境が整っても、お客様が来てくださらなかったら意味がありませんので、同時進行で進めていきます。

はじめに決めたコンセプトに沿って、どんなレッスンを提供するのか具体的に考えます。
例えばピザだったら、クラストが薄い生地にするのかふっくらした生地にするのか、ソースはトマトベースなのかオイルベースなのかなど、どんな内容をお客様に提供するかイメージしてみましょう。

選択肢がたくさんある時には、決めたターゲットの方が最も喜んでくれる内容で一度決めてしまうのも大切なことです。
クリスマスシーズンだったらトマトソースに緑の具材を載せた方が喜ばれるかもしれません。
そのように、お客様をイメージしながら徹底的に具体化して、レシピも作ってしまいましょう。

クリスマスの例を挙げましたが、12月に近いならクリスマスレッスンとして開催するととても喜ばれます。
10月のハロウィンなど、季節イベントは皆さんに人気のレッスンとなりやすいので、テーマに悩んだ時には季節イベントを意識しましょう。

ここで注意したいのは、季節イベントの場合、イベント月に告知するのでは遅い、ということです。
私の実感としては、1ヶ月半前には遅くとも告知をスタートしないとお客様のスケジュールはすでに予定が入ってしまう気がします。

つまり、レッスン日の2ヶ月前にはレシピを考え始めて、なるべく早く告知をスタートできるように準備をする必要がある、ということです。
早め早めに企画して、継続して告知することで、お客様が来てくださるようになりますのでがんばりましょうね。

レッスン料ですが、これはあなたが提供できるレッスンの価値を考えて設定するのが良いです。

一般的には、周りの相場などで決める事が多いかもしれませんが、それだと価格競争になるととても大変な状況になります。
では、どうやって決めるのか、ということについては、ここで話すと長くなりますし、あなたの状況や目的・目標によって変わってくる部分なので、この記事では触れませんが、いつか、ご希望があった時にはお教えしますね。

インターネットで集客できるようになろう

さて、レッスン内容とスケジュールが決まったら、実際に告知をスタートしましょう。
告知をしなければ、どんなに素晴らしいレッスンを考えていたとしても、お客様に届くことはありませんので、勇気を出して告知を進めましょうね。

具体的な集客の方法は、今の世の中にはたくさんのツールや手法があります。

一番最初としては、やはり友達や知り合いに声をかけて、興味がある方に来てもらうのが最も早いです。
『初めは接近戦』ということを覚えておきましょう。

そうやって何人かのお客様に来ていただけたら、必ずアンケートで感想を聞くのを忘れないようにしましょう。
アンケートは、実際に参加された方の生の声なので、参加しようか迷われている方にとって安心材料になります。

たくさんお客様の声が集まると、インターネットでの新規のお客様が参加してくれるようになります。
ですので、まずは接近戦で知り合いの方に参加していただけるように努力する、というのが大事なのです。

特に自宅での料理教室の場合、密室になる事が多いと思いますので、いきなり知らない人ばかりよりは知ってる方にお越しいただけた方が安心ですよね?
新規のお客様にとっても、それは同じで、自宅に行くのが初めは怖いと思います。
ですので、どんな教室なのかがよくわかるように、レッスン風景の写真やあなたの写真など、安心して参加していただけるように積極的に公開していきましょう。

ただし、インターネットは誰が見ているか分からないので、写真を掲載する場合、個人情報が特定されないように充分注意してください。
自宅の外見の写真などはやめた方が良いです。映り込まないように配慮してくださいね。

他にもインターネットの集客については詳しい話がたくさんあります。
別の記事でさらに詳しくお話ししますので、興味があればそちらもご覧ください。

お客様の声を聞いてどんどん改良していこう

集客ができて、レッスンを開催できた!というところまで来たら、まずは大成功です!
ここまでの道がとても大変ですが、一度でも自宅料理教室でレッスンを開催できれば後は継続するだけなので、とても簡単に感じると思います。

ここまで進んで来れた方はすごいです!

レッスンを実際に開催して、それで安心するのではなく、必ずアンケートでお客様のお声をいただくようにしましょう。
レッスンの改善点はもちろんのこと、

  • 「どこでこの料理教室を見つけたのか」
  • 「参加することを決めた理由」
  • 「レッスン内容で良かったこと」

など、いろんな面から伺い、改善できる部分からどんどん改善していきましょう。

自分が思ってもみなかった理由で選ばれていたのなら、その理由を文章にして、HPのトップページに載せると、新しいお客様が来てくださるかもしれません。

私の場合は、パン教室に来てくださった方から、「パンを習いたいわけじゃなくて試食の時に食べるベジランチが食べたくて参加してます」と教えていただき、びっくりした事があります。
お客様の目的がどうであれ、喜んで参加してくれて、リピートしていただけるならありがたいことですし、ちゃんと価値提供できている、ということですので、パンと一緒にベジランチの作り方が学べます、という風にHPに書いています。

あなたにとって無理なこと、どうしてもやりたくないことを、お客様に合わせてやる必要はないかもしれませんが、もし無理なくできることならどんどん取り入れて、あなたの自宅料理教室がますます魅力的になるようにレベルアップしていきましょう。

メンターや仲間を作ろう

実際にレッスンを開催するとなると、初めのお客様に来ていただくまでが本当に大変だと思います。

自分の料理教室でご満足いただけるかどうかも、初めは分からなくて不安でしょうし、どんなお客様がいらしてくれるかも分からず、クレームが出たらどうしよう、とか、悪いことばかり考えてしまうかもしれません。

しかし、実際には、不安に思っていることはなかなか起きないものです。
自分で考えているほど、あなたの持っている価値は小さいものではありません。
きっと、喜んでいただけるお客様がいらっしゃいますので、勇気を出して進んでください。

とはいえ、初めてのことというのは不安で当然です。
だからこそ、メンター(師匠)や仲間を作りましょう。

人間は誰でも、一人だと立ち止まってしまう事があります。
不安というのもありますし、めんどくさくて怠けてしまうということも、誰でもあることです。

そんな時に周りに相談できる仲間がいれば、刺激を受けたり励まされたりして、少しずつでも進む事ができるのです。
ですので、あなたが自宅で料理教室を開業したいと思うなら、今の現状の世界から一歩踏み出して、実際に行動している仲間とのつながりを作るようにしましょう。

私が開催している起業塾では、一番難しい第一歩を踏み出せるように、考え方や具体的な方法などを全て教えています。
実際に料理教室をやってきて、うまくいった方法はもちろん、こういう時に失敗する、という経験を交えてお話ししますので、あなたが作りたい自宅料理教室を実現するには最も近道になると思います。

世の中の起業塾の中には、実際に自分で料理教室をやった事がないけどマーケティングの原則を教える、という内容のものもたくさんあります。
もちろん、素晴らしい塾もあるのですが、一番効果的な方法を教えてくれるのは、講師自身が料理教室をやって、成功している場合ですよね。

私が説明を聞きに行った塾の中には、「料理教室は儲からないからやめて、他の業種にした方がいい」と言う先生もいました。
すごくショックで悩みましたが、自分の夢が料理教室の先生になることなんだったら、やめる必要はありません。

方法は、たくさんあります。
大切なのは、あなたがどんな方法で、誰を幸せにしたいのか、それを形にすることなのです。

もしあなたが本気で自宅料理教室を成功させたいと思うなら、私が相談に乗ります。
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いかがでしたか?

自宅で料理教室を開業したいと思っても、モヤモヤした不安があってなかなか一歩が出ないという方は本当に多いです。
そのモヤモヤがこの記事で少しでも解消されたなら嬉しいですし、私のこれまでの経験が活かせるとしたら、これほど嬉しいことはありません。

他にも、主婦子連れ起業というカテゴリーで、女性が起業する時に考えるべきこと、成功事例などをお話ししていますので、ぜひ他の記事も読んで、あなた自身の成功を掴み取ってくださいね。

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読んでくださりありがとうございました。


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