料理教室の先生になるには資格は必要?夢をかなえる3つの働き方

お料理が好きな方にとって、料理教室の先生という仕事はとても魅力的ですね。

自分が本当においしいと思うメニューを教えて、生徒さんが喜んでくれて、収入を得ることもできたら最高だと、一度は夢見るお仕事ではないでしょうか?

その反面、

  • 趣味を仕事にできるのか
  • 特別な資格は必要なのか
  • 求人が少なそうだから雇ってもらえないのではないか

など、様々な疑問が湧いてくると思います。

この記事では、料理教室の先生になるという夢を叶える方法をお話しします。
一つずつ確認していけば、きっと夢へのロードマップが見えてくると思います。

また、実際に料理教室を運営し、スタッフを雇うまでになった私の経験についてもお話しします。
実体験に基づく話を聞くと、イメージしやすくなるのではないかと思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

それでは早速、あなたの夢を叶えるための学びに一緒に入っていきましょう!

料理教室の先生の仕事内容は?

まず、料理教室の先生という仕事がどんなものなのか、内容について確認していきましょう。

料理を習いたい人に調理技術や食の知識を教える仕事です

料理教室の先生という仕事をする時に、あなたのお客様となるのは、「料理を習いたい」という希望を持った方です。

教える内容は、お客様がどんな内容を知りたいと思っているかによって多岐に渡ります。

例えば、料理したことがない人であれば、包丁の使い方や火加減などの基本から教えてほしいと思うでしょうし、
料理好きで家で毎日していて、もっとレベルアップしたいと思う人であれば、職人が知っているような調理器具でさらに凝った料理を教えてほしいと思うかもしれません。

つまり、お客様が教えてほしいと思う内容をお教えすることが、料理教室の先生の仕事です。
あなたが教えたいメニューを教えてほしいと思う人はいるかな?と考えてみましょう。

ジャンルや場面によって教える内容はさまざまです

あなたが教えたい内容はどんなことでしょうか。

生徒さんの中には、魅力的なレシピや新しい調理法を知りたい方もいれば、美しい盛り付けを教わりたいと思う人もいます。
とにかく手がかからなくて安く作れるメニューを知りたい方もいるでしょう。
それぞれの方の希望にお応えすることで、レッスン内容は無限に広がります。

また、最近のニーズとして、「食の基本的な知識を身につけたい」と思う人が増えているように感じます。

食材の旬や、健康に役立つ栄養素の知識などを知り、自分なりに活用して日々の暮らしに役立てたい、と思う方が多数いらっしゃいます。
ですので、料理法だけでなく、食材などの食全般に関する知識があるとさらに喜ばれます。
野菜ソムリエなどの資格を取得・活用してレッスンの幅を広げていく、といった工夫ができますね。

人気と実力が高まれば、企業からレシピ開発依頼が来たり、マスコミからの取材、本の出版など、活動の幅が広がっていく可能性もあります。
その際には、企業やマスコミから求められるイメージで、魅力的なオリジナルレシピを開発し、プレゼンする能力が求められます。

また、生徒さんは女性の方が多く、場の雰囲気が大きな魅力となることがあります。
講師のコミュニケーション能力によって集客に差が出ますので、会場の雰囲気を作り上げる力も高めていけるとさらに人気が上がるでしょう。

このように、料理教室の先生といっても、教える内容も違えば、求められる能力も場面によって異なってきます。
大切なのは、「あなたが何を教えたいのか」「あなたが教えたいことを習いたい生徒さんが求めているゴールは何か」を常に考え、しっかりと伝えていく力であると言えるでしょう。

料理教室の先生になるのに資格は必要?

料理教室の先生になりたいと思った時に浮かんでくる疑問として、「栄養士や調理師などの資格は必要なの?」ということがあるかと思います。

結論から申しますと、特別な資格は必要ありません
法律上、資格取得が必要な職業ではないのです。

給食の調理員など、食に関する仕事を探す際に、採用の条件として一定の資格が必須なことがあります。
ですが、料理教室の先生に関しては、資格を持っていることは就職の必須の条件ではありません。

夢を叶えるためには改めて学校に通わないといけないのかな?と思っている方は、そんなことはありませんので安心してください。

ただし、お客様にとっては、資格を持っていることが安心材料になる可能性はあります。

例えば、栄養に関する食の知識を学びたい、と思っている生徒さんは、講師の保有資格に「栄養士」と書いてあれば、自分が得たい情報が的確に得られるように思えるでしょう。
旬の野菜に関する内容を学びたいなら、野菜ソムリエから学ぶ方が詳しく教えてもらえそう、と感じることもあります。

そのように、誰から料理を学ぼうかな、と比較検討している生徒さんにとっては、資格があるかどうかは重要な判断材料の一つになります。
ですから、資格は決して損になる事はないと思います。

スペシャリストになるために学び続けるのは、教育者として必須の活動です。
そのツールとして資格取得の勉強をするのは大変良いことですので、ぜひ続けていきましょう。

料理教室の先生として働ける場所3選

ここで、料理教室の先生として働ける場所について確認しましょう。

大きく分けて3つの種類があり、それぞれにメリットもデメリットもあります。
あなたがやりたい仕事の内容に近いところはどこなのか、イメージしながら以下の項目を読み進めてくださいね。

大手の料理教室のインストラクターになる

料理教室の先生として働くと考えた時にまず思いつくのは、全国規模で展開している大手料理教室の講師として働く、という方法です。
ABCクッキングやホームメイドクッキングなどの大手料理教室で先生として働く時のメリットとデメリット、条件面についてご紹介します。

メリット

大手料理教室の先生として働くメリットとしては、集客が安定していることが挙げられます。

  • すでに高い知名度があること
  • 教室の立地が駅近で生徒さんが利用しやすいこと
  • 振替レッスンがしやすいこと

などから、生徒さん側の安心感と利便性が高く、常に生徒さんが集まる、というのはメリットです。

また、あなたが本番のレッスンに集中できるのもメリットです。

自分で料理教室をやろうと思うと、レッスン本番以外にするべきことが膨大にあります。
例えば、会場の確保や掃除、予約管理や経理等の事務作業まで、全てを自分の責任で行う必要があります。

しかし、大手の料理教室の講師として働く場合、

  • 季節に合わせてレシピを提供してもらえるので自分で考えなくてもいい
  • 広告やキャンペーンを会社側でしてくれるので、戦略を考えなくてもいい
  • 家賃などの固定費の支払いを気にする必要がない

などのメリットがあります。

自分でマーケティング戦略を考えたり、顧客対応や事務作業をしたくないという方、
楽しいレッスンができたらそれでいい、という方にはメリットが大きい働き方であると言えるでしょう。

デメリット

では、大手料理教室の先生として働くデメリットにはどんなことがあるでしょうか。

一つには、自分が提供したいレシピで自由にレッスンできないということが挙げられると思います。

生徒さん側から見て、大手料理教室の安心感の元になっているのは、レッスンを欠席した際、他の教室でも振替可能である、ということが一つの理由です。
ですから、どこの教室でも同じメニューを同じクオリティで提供する必要がありますので、あなたがやりたいメニューでレッスンすることは基本的にはできない可能性があります。

「大手料理教室を辞めた後2年間は自分で料理教室を開催することができない」といった内容が、採用の時の契約書に明記されていることがあります。
ですので、もしあなたが自分のレシピでレッスンをしたいなら、大手料理教室の先生として働くと自由度が下がる可能性がありますので検討した方が良さそうです。

また、大手料理教室は講師同士の競争が激しい、というのもよく聞く話です。

大手料理教室はその高い知名度と利便性により、生徒さんは常にいる状態ですが、アシスタントや講師の数も多いので、生徒さんに選ばれるための競争が熾烈で相当な努力が必要、ということはよく聞く話です。

同じメニューで競うことになりますので、講師自身の魅力や教える技術、アフターフォローのやり方などにより、講師の人気に大きな差がつき、当然、講師の給料も大きな差がつくそうです。
以前に聞いた話では、予算達成率を1円でも達成できない場合、賞与が一切入ってこないので営業活動がなかなか大変な環境だそうです。

集客が楽そうだから、と大手料理教室の先生になったら、講師間での集客競争があるかもしれません。
そこであなたの魅力をどう活かしていくか、先生として成長し続ける覚悟は必要だと思われます。

また、大手料理教室の先生になるには、そこで指定されたコースを全て受講して、講師として登録される必要があるところが多いです。
その際に高額な登録料やライセンス料が必要になる場合があることは知っておいた方がいいでしょう。

ある大手料理教室で私が実際に聞いた時は、まず一般の生徒さんと一緒に初級コースからスタートし、中級、上級と進み、最後は師範コースで学んでくださいと言われました。
ここまでは講師になりたい方も、個人的に学びたい方も同じコースをたどります。

そして、師範コースを卒業した後、働きたい人は、師範免状を取得するために検定試験を受験し(有料)、合格したら免許料として30万円支払う必要があるそうです。
晴れてアシスタントになった後は、まず講師ではなくて講師のアシスタントとして働くことになり、講師のレッスンに生徒さんを集めるために、体験レッスンを受けた方に何度も電話をしたり、場を盛り上げる努力を重ねます。
そのような成績が一定以上上がった人のみ、講師になれるシステムだと私は聞きました。

組織の一員として働く以上、会社の利益に貢献できる人材が重宝されるのは当然のことです。
ですので、会社の方針に従い、その枠の中で営業活動をしてしっかりと結果を出していく覚悟と能力が必要になります。

自分がやりたいように仕事をしたい方は、自分の考える条件と合うかどうか、まずじっくりと検討してみることをおすすめします。

給料や求人の募集状況

大手料理教室の先生として働く場合の給料や求人募集状況について調べてみました。

ABCクッキングスタジオのHP(https://www.abc-cooking.co.jp/recruit/)によると、インストラクター採用は常に行なっているようです。

採用フローは、

  1. 企業セミナーを受ける
  2. 1次選考(面接)
  3. 2次選考(面接・筆記・実技)
  4. 内定
  5. インストラクターになる
  6. 契約

という流れのようです。
生徒としてABCライセンスを取得している方は1次選考は免除、ということでした。

インストラクターは業務委託契約ですので、フリーランスとしての採用となります。
個人事業主ですから、集客や営業活動等の仕事もするということですね。

正社員、契約社員としての採用も随時申し込み可能で、店舗責任者やエリアマネージャーへとステップアップできるようです。
業務内容としては、新規のお客様の獲得やコンサル業務、と書いてありましたので、顧客対応やインストラクター育成など、より教室運営全般を任せられる、ということのようです。

やりがいがありそうですが、その分、求められる仕事を忠実にこなす能力が必要とのことです。
一般的には、社員で年収200〜300万円のところが多いようです。

abcクッキング講師の給料はどれくらい?

ABCクッキングスタジオの場合について、HPに記載のあった情報を転記します。

・(1)正社員 月給230,000円〜  (2)契約社員 月給215,000円~

その他各種手当て、賞与あり

・インストラクター 授業の種類、担当人数に応じた実績 報酬1講義 1,430円~5,566円(税込)(1講義2時間程度)

なお、インストラクターはランクがあり、そのランクによって報酬額が異なるシステムになっているようです。
参考例として、

<例>
週2 平日夜 1レッスン
週1 土曜  3レッスン

Cランク受講数が定員4名すべて埋まっている場合 63,400円/月(税抜)

との情報が書かれてありました。

自分のがんばりによって収入が変わってくるので、しっかり働きたい方には適した働き方と言えるでしょう。

ガス会社や調理器具メーカーのインストラクターになる

大手料理教室の先生と似ていますが、企業に属する働き方として、メーカーの専属インストラクターになるという働き方があります。

例えばガス器具メーカーであれば、ガスコンロとオール電化を比較して、ガスのメリットを知ってもらうために、最新ガスコンロを用いた料理教室を定期的に開催していることがあります。
そのレッスンを受け持つのが、メーカー専属のインストラクターです。

大手料理教室の講師との違いは、メーカーの商品のメリットを伝えることが目的である、ということです。
以下で詳しく解説します。

メリット

メーカー専属の料理教室の先生になるメリットとしては、メニュー考案ができるということです。

大手の料理教室の場合、レッスンに使うレシピは基本的に本部スタッフ等が決め、インストラクターはそのレシピに従ってレッスンを行う場合が多いですが、
メーカーのインストラクターの場合、どんなメニューを提案するか、という企画の段階から関わることが多いです。

ですので、企画担当者になることができれば、自分が生徒さんに伝えたい、提案したいレシピでレッスンができるので、より自分のイメージを表現することが可能です。

また、集客はメーカーがやってくれるので、自分で営業活動をしなくても良いのもメリットとして挙げられます。
メーカー主催の料理教室は、自社の製品を売ることが目的ですので、基本的に集客のための広告活動は企業がやってくれます。
インストラクターは、生徒さんが集まりやすいメニュー提案をし、参加者さんに器具の使い方や魅力を伝えるのが仕事となりますので、より企業と二人三脚で活動できるのがメリットであると言えるでしょう。

ノルマがないこともメリットの一つと思われます。
大手の料理教室の場合、前項でご紹介した通り、自分のレッスンにいかに生徒さんを集めるかが非常に重要です。
が、メーカーのインストラクターの場合は、基本的に来たお客様に対応し、ご満足いただくことが目標ですので、いわゆるノルマが厳しくないのはメリットと言えるかもしれません。

デメリット

ノルマがないというメリットは、人によってはデメリットにもなり得ます。
営業活動が得意な方にとっては、どんなにお客様に喜んでいただいたとしても、他のスタッフと同じ給料であるというのはデメリットかもしれません。

自分のがんばりや努力が給料に反映された方がやる気が出る場合は、メーカーのインストラクターとして固定給をいただくよりも、業務委託契約による勤務の方が給料が増える可能性があります。
ご自身の希望する働き方をよく検討して選択されると良いと思います。

また、自社製品の販売が目的の活動ですので、自社で取り扱っていない製品を利用するメニューは提案できません
例えばガス会社のインストラクターが、電子レンジで簡単に作れるレシピをご紹介することはできません。
いろんな器具を使ったバリエーション豊かなレッスンをご提案したい方にとっては使える器具の制限がデメリットと感じられる可能性はあります。

予算が限られるというのもデメリットになり得ます。
企業の活動ですので、当然、予算を守る必要があります。自分が使いたい食材を使えない、レシピを変更せざるを得ないこともあるかもしれません。

また、料理教室の評判が悪かったり、営業効果がないと経営者に判断されると、突然打ち切りになる可能性もあります。
あくまでも企業の営業活動の一環ですので、経営環境の変化などにより急に職を失う可能性がある、というのはデメリットと言えるでしょう。

給料や求人の募集状況

企業の料理教室の先生になることを考えたときにネックになるのは、求人募集が少ないことです。
とても人気のある働き方ですので、なかなか新規の募集がありません。

あったとしても栄養系の学校からの新卒採用のケースが多く、中途採用はチャンスが非常に少ないといえます。

東京ガスの料理教室の場合、先生になりたい方は業務委託している東京ガスコミュニケーションズに問い合わせるようにとのことでした。

東京ガスコミュニケーションズのHPを見たところ、新卒採用人数は若干名、と書かれてありました。
総合職での募集となり、料理教室のインストラクターになれるかどうかはわかりません。
正社員として、男性の方の採用も同時に行われるようです。

給料は、月給 大学卒:210,000円 大学院卒:230,000円 とのことです。

新卒以外のキャリア採用などは、「現在募集しておりません。」との記載でした。

採用されるにはタイミングと、正社員として働ける専門知識、資格が必要になるかもしれません。
どうしても働きたいところが決まっているなら、常に情報を集めて中途募集されるタイミングを見つけたり、採用担当の方とあらかじめ連絡をとって仲良くなっておき、採用情報を教えてもらう等の努力が必要そうです。

自宅教室を開業する

ここまでは企業の一員として料理教室の先生になる方法を見てきましたが、最後に、自分で料理教室を開業し、先生になるという方法についてご紹介します。

実際に私もこの方法で夢を叶えました。
詳しく解説していきます。

メリット

他の働き方と比べて圧倒的に有利なのは、生徒さんに合わせた内容を提案できるということです。
自分が生徒さんに提案したい内容でおすすめの食材や調理法を教えられるのは、かなり大きなメリットになります。

なぜなら、自分が本当に良いと思えるおすすめの内容を伝える方が、先生と生徒さんのお互いが満足度が高くなるからです。
企業で働くときには、当然ながら、使う調理器具や食材のグレードなどに制限が出ます。
この生徒さんの悩みを解消するにはもっと良い方法があるのにな、と思ったとしても、企業の利益に反する場合には提案できません。

極端な話をすると、生徒さんにもっと満足してもらえる教室は他にある、と思っていたとしても、他の教室を勧めることは当然できません。
かといって、生徒さん個人個人に対応できるようにレシピの内容を変更することもできません。

それが、自分で料理教室を開業すれば、納得がいくまで生徒さんに個別にベストな方法を伝えることができるのです。
それにより、生徒さんももちろん喜びますし、教える自分自身も嬉しく幸せな気持ちになることができます。

そのようにして満足度を高めていけば、生徒さんにとってはオンリーワンの料理教室の先生になれますし、教える側にとってもぐんぐん成長していく生徒さんを見るのは至上の喜びです。
長く付き合える関係として共に成長できるのも大きなメリットですね。

また、自分で料理教室を開業して講師になるメリットとして、好きなお客様だけ集めることができる、ということが挙げられます。

企業が広告・集客をする場合は、より多くの人を集めるために、ターゲットを広くとります。
広いターゲット設定から集まってきた人の中には、自分とは価値観の合わない人もいるかもしれません。

一方、自分で集客をする場合、自分の思いや価値観に共感する生徒さんが集まりやすくなります。

例えば私の場合、質の良い食材を使い、家族の健康のための普通のごはんに役立つレッスンを開催しています。
いうなれば、見た目は地味だけどご家庭で毎日作りやすい料理を教えているのです。

そのように発信していると、おもてなしに使えるきらびやかな料理を習いたい人は、教室に来ません。
家族のためにご飯を作りたい、と思う人と、おもてなしの料理を学びたい人は目的が全く違うので、もしターゲットを広くすることで映える料理を学びたい人が来たら、クレームになる可能性があります。
そもそも私と話が合わないと思います。

長い目で見て、自分と価値観が似ている人が生徒さんになってくれた方が、お互いに楽ですし、情報交換の価値が上がります。
それによって生涯顧客価値(=LTV)が高まりますので、料理教室を長く続けられるというのも大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット

自分で料理教室を開業するデメリットとしては、集客に少し時間がかかる可能性がある、ということです。

大手の料理教室ほど知名度が高くないので、HPを作っても人に見てもらえるまでに2〜3ヶ月タイムラグが発生します。
その間、生徒さんがいなくてもレッスン日程を用意して、経費を支払う必要がありますので、資金が心許ない場合はデメリットと言えるかもしれません。

次に、レッスン開催にかかる仕事を全部自分でやらなければならない、ということが挙げられます。
レッスン本番だけが料理教室の仕事ではありません。むしろ、それ以外の部分で見えない仕事が膨大にあるというのは覚えておいてください。

例えば、レッスンの企画は開催の2ヶ月前くらいからする必要があります。毎月違うメニューでレッスンをするなら、毎月新しいメニューを考案する作業を繰り返し行う必要があります。

他にも、

  • 試作
  • レシピ作成と印刷
  • 予約サイトの設定と運営
  • 顧客対応(クレーム処理)
  • 仕入れ先の選定と仕入れ
  • 掃除、整理整頓
  • 日報等の事務作業
  • ブログやSNSでの告知・集客活動
  • 経費の計算
  • 経営戦略の策定
  • 確定申告等

などなど、たくさん仕事があります。

料理を作るのが好き、という気持ちだけでは、仕事として料理教室を運営するのは難しいかもしれません。
生徒さんの利便性を高めるためにはITスキルもある程度は必要ですし、学び成長し続ける覚悟はもった方がいいと思います。

ただし、こういったデメリットは、料理教室が軌道に乗ってきたら誰かにお願いしてやってもらうこともできます。
実際に、私は今、メール送信や予約サイト運営などは、スタッフさんにお願いしています。

ですので、全てやらなければならないのは初めだけで、生徒さんに満足してもらい、リピートしてもらえるようになれば、やり方はいろんな方法を選べるようになります。
ちゃんとステップを踏めばだんだん楽になっていきますので、がんばって進んでいきましょう。

収入の目安

自分で料理教室を開業した場合の収入の目安についてお話しします。

参考として、副業ビジネスガイドというサイトから引用します。

残念ながらこれだけ多くの競合教室が多い中で、無名の講師が開業した所で儲かるのは中々難しい事かと思います。

中には料理研究家やプロの料理人が教室レッスンをしていますが、恐らく多くの教室でまともな利益は出ていないかと思います。

個人の教室では月10万円の利益が出ていれば成功の部類と言って良いでしょう。

出典 副業ビジネスガイド https://money.haken-net.com/2017/08/06/料理教室の副業/#i-4

月10万円以下の人が48%、というデータもありますので、目安としてはその程度といえるのかもしれません。

ただし、額面だけで見るのは少し違う気もします。
収入というのは、労働時間や内容との兼ね合いで見るべきものだと思うからです。

例えば、毎週4日8時間、ずっと拘束されてあまり好きではない仕事で月10万円なのか、
週に2日4時間程度で、大好きな生徒さんに囲まれて楽しく働いて10万円なのか、で
同じ金額でもその中身の質や満足度は全く違うはずです。

10万円に届かない場合でも、家族との時間が増えたり、気の合う人間関係の中でストレスなく仕事ができる方が、人生の価値は高まっているかもしれませんよね。
金額だけでは測れない価値は、きっとあると思います。

それに、料理教室を開業するということは、生徒数と収入は変動するものです。

例えば、料理教室が一番人気になり利益があがるのは、私の場合、12月です。
クリスマスレッスンを開催すると、多くの生徒さんが参加してくれますし、クリスマススペシャルレッスンとして少し盛り付けを華やかにすれば、自然とレッスンの単価もあげることができます。
クリスマスの後はおせちレッスンを開催すれば、さらに集客効果は高く、単価も高く、利益が上がります。

逆に、4月は集客力が落ちる月です。
転勤等で人の移動がありますし、子どもの幼稚園が早帰り期間になったりするので、生徒さんがなかなか参加できない状況がどうしてもあります。
それは私にはコントロールできないことなので、悩んでもしょうがないと割り切っています。

月いくら、という計算をすると10万円以下になることもありますが、年収で見ると120万円はどんな年でも超えてきています。
個人事業主として活動するのですから、サラリーマンのような月収ベースで考えずに、年収いくら手に入れたいか、ということで考え、イベントに合わせてレッスン単価と集客キャンペーンをしていく方がいいです。

同時に、あなたが欲しい収入を得るためにはレッスン単価をいくらに設定し、何人の生徒さんに来てもらいたいのか、あらかじめ決めて営業していけば、希望年収を得ることは十分可能です。
お金は、自分にとって必要な額を稼ぐものです。周りと比べて多い少ないではなく、自分がどんな生活を手に入れたいのかを考えてみるのをおすすめします。

私が自宅料理教室の先生になるまで

さて、ここで私がどのようなステップで料理教室の先生になったのか、ざっくりとお話しします。

実は、私は栄養士や調理師といった資格を持っていません。
大手料理教室のインストラクター経験も一切ありません。

資格・経験・人脈・名声、すべて一切なし、のところから始めて、今はスタッフさんと一緒に料理教室を運営するようになりましたし、雑誌や新聞などに取材も定期的にされるようになりました。

私がどうやって料理教室をスタートできたのか?というと、
『身近な人のお役に立つ』ことからスタートしていきました。

私は子どもが3人いますが、末っ子を妊娠中に、自分の夢にチャレンジすると決めて、出産後、同時期に出産されたママ友にパン教室を開催しました。
それが、私の料理教室の先生としての第一歩でした。

それまで、パン学校に通ったこともありません。
パン屋さんの職人として修行したこともありません。

それでも、友人たちに喜んでもらって、口コミで広がっていくことで、順調に生徒数を増やしていくことができました。

その時に心掛けていたのは、「生徒さんの悩みを解消すること」です。

例えば、小さな赤ちゃんを連れてランチできるお店って、とても少ないのです。
けれど、小さな赤ちゃんがいるママほど、誰かとお喋りしながら子育てについて質問したり、リフレッシュしたいと願っていることが多いです。
ですから私のレッスンでは、パンの発酵時間におかずを一緒に作って、ランチプレートのように盛り付けて、試食用の焼き立てパンと一緒に召し上がっていただき、とても喜んでもらえました。

ちょっとした工夫で、生徒さんが満足してくれたら、自然と口コミで広がっていくものだとその時に実感しました。
そして、生徒さんが満足してくれることで、私自身が満足することもわかりました。

他には、子連れで材料を買いに行くのがとても大変、というお悩みに応えて、私が使用している材料を一括で仕入れ、希望する生徒さんに定価で販売してあげたらとても喜んでもらえました。
そのうち、ふくふくのおすすめの醤油が切れると家族が騒ぐので、という理由で、お醤油が切れる頃にレッスンに参加してくれる生徒さんも出てきたりして、こちらから何も言わなくてもリピーターさんになってくださることもありました。

起業したら心がけるのは、常に、生徒さんの悩みを解消するためにどんなことができるか、ということです。
生徒さんがたった一人でも、あなたの元に来てくれたなら、その方のお悩みや、こうだったらいいのになという希望を会話の中から感じ取って、その方のために全力を尽くしてみましょう。
その積み重ねで、気がついたら自分の周りに大好きな生徒さんがたくさん集まっていた、ということになります。

生徒数が増えてきても、アンケートなどで要望を聞き、できるところから改善をしていけば、必ず生徒さんが集まる教室に発展していきます。
その時、あなたの収入も生徒さんの満足と共に上がっていくことでしょう。

自宅で料理教室を開きたいと思ったら?

自分が生徒さんに教えたい内容は、どんな人に喜んでもらえるかを考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

もし、あなたが色合いがきれいでインスタ映えする料理が好き、楽しいと思うなら、きっと同じように、インスタに自分が作った料理を載せたいと思う生徒さんがいいですよね。
それなら、インスタを使ってあなたが料理教室を始めることを告知していけばいいのです。

一人暮らしの高齢者の方が栄養不足にならないように、バランスの取れた簡単で火を使わない料理を教えたいなら、地域の交流センターなど、高齢者の方が集まる場所にチラシを作っておくなど、インターネット以外のツールで集客すればいいと思います。

そもそも自宅で料理教室を始める時には、自宅に来れる近隣にお住まいの方がターゲットになりますから、ネット集客じゃなくてOkです。
チラシやDM、口コミなどで広げていけば、少しずつ生徒さんが増え、あなたの経験値もそれに伴って増えていくことでしょう。

料理教室を成功させる第一歩は、あなたが提供する価値で誰を喜ばせることができるのか、しっかり考えることです。

一人で考えてもなかなかアイディアがまとまらない、ということでしたら、私が個別にお話を聞くサービスもありますので、まずはこちらの無料メルマガにご登録ください。

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主婦子連れ起業した私の経験や、成功するための本質について書いています。
ぜひ読んで、質問等を返信してくださったら、あなたの悩みも少しずつ解消していけることと思います。

あなたの成功のために活用してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

料理教室の先生になりたいと思った時、いろんな働き方がありますので、ご自身のやりたいことや希望条件、得意分野を生かせる場所を見極めて、飛び込んでみてください。
きっと、そこで見えてくる新しい世界があります。

料理を学びたい人に自分の特技を生かして教え、喜んでいただける料理教室の先生という仕事は素晴らしい仕事です。
ぜひあなたも夢を叶えて、たくさんの人を幸せにしてあげてくださいね。


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